メディカルコラム

起源は東大生??

2014年5月16日

ゴールデンウィークが終わりましたが、皆さんは今までの生活リズムに戻れたでしょうか?

この時期、よく耳にする言葉があります。それは「五月病」です。

皆さんは五月病になったことはありますか?

五月病とは就職や進学によって新しい環境での生活が始まり、やる気に満ちていたけれど、
五月の連休明け頃にやる気が起きない、疲労がたまりやすい、集中力の低下、睡眠不足などに陥るものです。

連休明けに「なんだか気分が乗らないな~」という経験があった方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、五月病という病気は正確には存在せず、医学的な診断名は「適応障害」となります。
(症状が長く継続すると五月病とは違った病気にかかっている可能性もありますので、その際は専門の医師の診断が必要となってきます。)

五月病という言葉の起源を辿ると、意外と古く1968年頃に頻繁に使われるようになりました。

今では社会人に多く使われていますが、当初はなんと「東大生」に多く見られた現象のようでした。

入学が困難な大学に合格したという達成感と希望に満ち溢れていた学生が、
ゴールデンウィーク明け頃に一気に疲れが出だしたことが要因とのことです。
一種の「燃え尽き症候群」といったところでしょうか。 

特に、真面目な人や内向的な人、責任感が強い人などは
五月病になりやすいと言われています。

では、五月病の対策はどうすればいいのでしょうか。

一番効果的なのは、気分転換をして身体にストレスを溜めないことです。

・趣味に没頭する
・たっぷり睡眠を取る
・マッサージなどでリラックスする 

などして、気分に変化をつけていきましょう。

また、この季節ならではの一品として、情緒を安定させるビタミンB群や疲労やストレスの抵抗力を
高めるビタミンCが多く含まれる「春キャベツと豚肉のポトフ」がオススメされています。

最後に、インターネット調査会社のネオマーケティングが実施した調査結果によると、
五月病になった人が周りにどう対処してほしいかを尋ねたところ、
一位は「そっとしておいてほしい(53.7%)」、二位は「話を聞いてほしい(36%)」となっています。

五月病が疑われる人に対しては、
まずは優しく見守り、タイミングを見て時には話を聞くのが良いのではないでしょうか。

以上、五月病のメディカルコラムでした。

<参考文献>
 ・厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」HP
 ・全国健康保険協会HP
 ・一般社団法人 日本臨床衛生検査技師協会 HP
 ・㈱ネオマーケティング 調査報告書 HP
    過去3 年以内に五月病になったことがある全国の20 歳~49 歳の男女500 人に聞いた
    「五月病に関する調査」